田舎暮らしをするなら、軽トラはとても便利で役立つ存在です。しかし、田舎暮らしに慣れていないと、具体的にどのようなシーンで活躍するのかや、どのような利点・欠点があるのか、どのように選べば良いのかがわからない人もいるかもしれません。

そこで、この記事では田舎暮らしでの軽トラの用途、メリット・デメリット、選び方、カスタムについて詳しく解説します。移住を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

田舎暮らしでの軽トラの用途

地方での小型トラックの活用例としては、次の通りです。

• 移動手段として使用する
• 建材や農機具を運搬する
• 収穫した農作物を運搬する
• 物置として利用する

田舎暮らしでは、軽トラを移動手段として使用したり、建材や農機具を運搬したり、収穫した農作物を運搬したり、物置として利用したりできます。

交通機関が限られる地方において小型のトラックは優秀な足となってくれるだけでなく、荷物を運んだり一時的に置いておいたりできるため、幅広い目的で使用できるでしょう。

車種によっては他にもアイデア次第で多種多様な活躍ができるので、すでに暮らしている人はもちろん移住を考えている人にとっても魅力的な乗り物と言えるのではないでしょうか。

比べたいメリット・デメリット

ここからは、比べたいメリット・デメリットについて見ていきましょう。

メリット

小型トラックの利点には、次のようなものがあります。

• 機能性を自由にアップできる
• 多種多様なものを運べる
• 未舗装道路を走れる

一般的に、軽トラは機能性を自由にアップできるのが利点です。各メーカーからカスタム用のパーツが提供されており、必要に応じてカスタマイズできます。また、車種自体豊富に揃っており、多種多様なものを選べるのが魅力と言えるでしょう。

その他、未舗装道路を走れるのも利点で、でこぼこした道でも難なく走行可能です。安全性・耐久性の面で見ても優秀な乗り物であるため、田舎暮らしの心強い相棒となってくれるのではないでしょうか。

デメリット

小型トラックの欠点には、次のようなものがあります。

• 座席スペースが限られる
• 荷台が限られる

基本的に、軽トラは座席スペースが限られるのが欠点です。普通乗用車と比べると十分なスペースはあるものの、通常は定員1人～2人となっています。

加えて、中型～大型のトラックと比べて荷台が限られるため、より多くの荷物を載せるのには向いていません。もちろん、ちょっとした荷物を載せるには十分なのですが、載せてみると意外と少なかったと感じる場合があるので、注意が必要です。

知っておきたい選び方

ここからは、知っておきたい選び方について見ていきましょう。

安全性と耐久性で選ぶ

田舎暮らしで小型のトラックを活用するなら、安全性と耐久性で選びましょう。

日本製の乗り物はどれも世界最高水準の安全性と耐久性を考慮して製造されているのですが、車種によってどれくらいの悪路や雪道に耐えられるのかが変わってきます。

より優秀な性能を持つものであれば危険は最低限避けられますが、道の状況に影響を受ける場合があるため、安全性と耐久性を加味して選ぶことが重要です。

できれば各車種が持つ性能を確認してからご購入ください。

車種によっては「誤発進抑制機能」「車線逸脱警報機能」「衝突被害軽減ブレーキ機能」「駐車支援機能」「バックカメラ機能」「ふらつき警報機能」などが搭載されたものがあるので、ぜひ各性能を見てから選びましょう。

コストパフォーマンスで選ぶ

小型のトラックを選ぶ場合、コストパフォーマンスで選ぶのもありです。

グレードや装備と価格のバランスを比較し、初期費用はもちろんランニングコストがどれくらいかかるのかを計算して総合的に判断するのが望ましいです。

金額は車種によって違い、数十万円で購入できるものから数百万円ほどするものまであるため、できれば予算内で収めつつ目的に応じてお選びください。

しかし、多少予算オーバーしたとしても将来的に初期費用やランニングコストを回収できるものもあるので、数年数十年と乗ることを前提に考えると良いでしょう。

車両幅と積載量で選ぶ

軽トラの最大積載量は350kgまでと制限されているため、車両幅とのバランスを見て選ぶようにしましょう。

全長・全幅・全高のサイズが合っていないと使い勝手の面で「ちょっと微妙かも」と思うかもしれないので、車両幅と積載量は事前にご確認ください。

パーツを用いて改造する場合はよりバランスを加味して選ぶのが良いかもしれません。

操作性と適応力で選ぶ

軽トラはでこぼこ道を走る可能性を加味して、操作性と適応力でお選びください。状況によっては砂利道・農道・林道を走ることになるため、走行環境を想定した装備を供えているかチェックすることが重要です。

可能であれば4WDで走破性に優れているものをはじめ、サスペンションやリアデフロックなど、悪路や雪道にも対応できるものを推奨します。

馬力と燃費で選ぶ

小型トラックはエンジン出力で選ぶことも重要です。具体的には、馬力と燃費を見ながら選ぶのが良いでしょう。

特に軽トラは荷物を載せて走ることを前提として選ぶ必要があり、パワー不足にならないよう力強い走りをしてくれるものを選ぶのが鉄則と言えます。馬力や燃費は維持費の削減に直結するからこそ、購入前によく性能をご確認ください。

メンテナンスのしやすさで選ぶ

悪路や雪道を走ることになるからこそ、メンテナンスのしやすさは重要です。普通乗用車と比較して小型トラックは汚れやすいため、掃除しやすいものを選ぶ必要があります。

複雑な構造を持つ車種だと素人ではなかなか手入れできず、結果的に放置することに繋がるでしょう。清掃せずに放置すると劣化によって老朽化が進み、本来の寿命を迎える前に廃車せざるを得なくなるかもしれません。

ゆえに、メンテナンスしやすい車種を選ぶことが望まれます。ただし、どの車種も手入れしなくて良いわけではないので、扱いやすいものを選ぶのがおすすめです。

通常の車と比べて仕事現場などでも活躍する車だけに、メンテナンスについても考慮しつつお選びください。

軽トラのカスタム

軽トラには、次のようなカスタムができます。

• 軽トラ幌フレームの設置
• 軽トラシートの設置
• ゴムマットの設置
• 道具ボックスの設置

荷物を雨風から守ったり、落下を防いだりするなら軽トラシートがあると便利です。小型のトラックを運転する場合、適切に荷物を固定しないと後続車との事故に繋がる可能性があるため、固定器具は必須と言えるでしょう。その他、幌フレームやゴムマット・道具ボックス等を設置することで、より軽トラの利便性が上がります。

ショップの中には、販売から設置まで実施している所もあります。例えば、サンエイストアでは、軽トラ幌フレームの販売からフレーム固定まで対応してくれます。

カスタマイズに迷った場合には事前にショップへ相談するのもよいでしょう。

まとめ

田舎暮らしをするなら、軽トラがあると色々と便利です。比較的幅広い用途で利用できるだけでなく、若干のデメリットを補えるほどのメリットがあるため、様々なシーンで活躍してくれると思います。

すでに暮らしている方はもちろん、今後地方への移住を検討している方は当記事で解説した内容を読み返しつつ、どの小型トラックが適しているのかをご判断ください。場合によってはパーツで補いつつ、より快適な車に改造してみるのも良いでしょう。

まずは具体的な場面を想像しながら、どのような車種が向いているのかを検討し、最適なものを選んでみてはいかがでしょうか。